髪のことで悩み始めた女性必見―髪診断でケア対策を

髪診断1/髪が修復しない!?:髪のことで悩み始めた女性必見―髪診断でケア対策を


髪診断1/髪が修復しない!?

ダメージヘアやクセ毛で悩む女性が多いのではないでしょうか。この先、薄毛の原因になるかも…と心配し始めていろいろとヘアケア商品をためしたり、ストレートパーマをかけたりと策を練っている方もいらっしゃるでしょう。良かれと思っているそのケア、もしかしたら実は負担になっている可能性が。

美しい髪はキューティクルがきれいに整っています。ダメージヘアはキューティクルがはがれ、ツヤがありません 髪は爪と同じように肌の角質層が変化してできたもので、自ら修復する力はありません。一度傷めてしまうと元の状態に戻ることはないのです。2〜4週間で入れ替わる皮膚の角質と違って、毛髪は生え替わるまでに3〜7年かかります。そのため、髪をできるだけ傷めないようにすることが大切なのです。髪の表面はキューティクルで覆われていて、きれいなうろこ状になっているのが理想といわれています。ブラッシングやドライヤーの当て過ぎなどでキューティクルがダメージを受けると、内部の水分が流出してダメージが進んでしまいます。このキューティクルがヘアケア商品で復活することはありません。つまり修復することはできないのです。あくまでもコンディショナーやトリートメントをつけて皮膜で覆ってあげると、適正な水分量の12〜13%を保つことができるという意味でラップのように髪の表面を覆うからダメージを軽減できるのだと考えるべきものなのです。

一方、クセ毛とは、専門用語で「波状毛(はじょうもう)」と言い、波打つようにうねった状態を指します。クセ毛は、皮膚表面から毛根部分までの毛包が曲がっているため、髪が歪んで生えてくることが原因で起こります。また、修復できないという点ではクセ毛も同様です。毛髪自体の構造は、直毛もクセ毛も基本的には同じなんですが、毛包の形状によって直毛とクセ毛に分かれます。つまりストレートパーマや縮毛矯正パーマなどでまっすぐにすることはできますが、毛包をまっすぐに治すことはできません。毛包が曲がる原因は先天的なものと後天的なものがあり、日本人の約9割が先天的には直毛と言われています。万が一、あなたがクセ毛の悩みを抱えていれば後天的なものである可能性が高いでしょう。後天的な場合は、間違ったヘアケアによって頭皮や髪が損傷したり、頭皮が老化して毛包がゆるんだりすることなどが挙げられるので頭皮環境を整えてくれる育毛シャンプーを使うことが最善策であり、修復の可能性が高いといえます。